世界の離乳食を知り思うこと
日本ほど系統だっていて丁寧な補完食(離乳食)はないかな。
それは長所でもあり短所でもある。
こうした方がいいよという筋道があるからこそ楽だと感じる人もいるだろうし。
逆に筋道がありすぎてこうしなければならない、この通りに進んでいないといけないものだと囚われ、窮屈に思ったり少しでも逸脱したり計画通りに進まないと不安になるのではないかとも思う。
さらには近年のSNSを見ているとこのスタンダードから少しでも離れたものを「異」として扱い時に攻撃対象にもなりうる。まぁそれも国民性だろうけど。
〇〇警察的なのね。だから周りのスタンダードから逸脱してないかがめちゃくちゃ気になる。
なかには明らかに窒息や感染リスクとして危険なものもあるからそれは例外だけど。
それを踏まえて日本の国民性に現時点でのスタンダードとされている離乳食(補完食)は合っているのかも知れない。
窮屈に思う人ももちろんいてもいい。
仮に特になんの道標もなく
「時期がきたら離乳食はご自由にどうぞ、ダメなのははちみつ、甘すぎるしょっぱすぎる、生卵、チョコ飴グミです、窒息に気をつけて!」だけの場合だと闇に放り出される気にでもなるんじゃなかろうか。
聞いた限り量も測ってる国はなかった。
日本でも色々ものや文化そのものが多様化してきていてそれを少しずつ認めようという動きがあるなら離乳食ももう少し肩の力を抜いてもいいのではなかろうか。
何が正解とか間違いとかじゃない。
大事なのは何から始めるとかこの月齢でこれを食べさせるとかじゃなくてある程度の安全性と目の前にいる子どもの反応じゃないかな。
「BFで楽をする」「毎日BFで後ろめたい」「ズボラなのでBF使う」こんな声もよく聞くけどそんなの気にするような次元のことではない。「BFもうまく活用して」という言葉も手作り前提で違和感しかない。
我が子が何かしらの食べ物を食べて目の前でちゃんと生きてて排泄もしっかりあれば何で育とうが正直なんでもいいと思う。
食べさせてる時点でみんな100点。
だから手作りしててえらいとかそういう次元の低い話じゃなくてね、そもそも手作りとかBFだとか比べてあれやこれや思ってる暇なんてないのよ。
作ることよりもはるかに食べさせる方が私は労力がかかると思ってる。
元気なんだよね?
うんちおしっこ出てるよね?
顔色もいいよね?
じゃあ最高!
それ以上はない)^o^(
むしろそれ以上何を求める?
子どもが大きくなってからさ、小さい時何食べて育ったかなんて履歴書に書くわけでもないしね。笑
手掴みはいつからできたとかスプーンはいつからとかも生きていく上でなんの問題にもならない小さなこと。周り見たってそりゃ違うのは当たり前よ。同じ環境でもないし同じ人間でもないからね。
だから離乳食がどうだっていうのは総合的に見てもなんのステータスでもないから何も気にしないでとにかく子どもを見るのが1番。
不味そうに食べたり遊んでみたり投げてみたり本当見てて面白いんだわ。
何考えてるんだろうーって、、、よし、これ食べなかったから今度調理法変えてみよう!とかね。
育児はもっと自由でいい。
少しの自由で楽になることもある。
大変なことの方が多い子育てだからこそ、自分で自分の首を締め上げるような思考はつらいからね。
ゆるっとしていいのにな。
コロナで会いたい人と会えなくて家で子どもとの引きこもり生活、見えない脅威から自分も家族も守らなければというプレッシャー、社会からの孤立感、こんなのに飲み込まれそうになりながらもなんとか希望を見つけて過ごしていけたらいいなと思うのでした。