子育て脳みそ垂れ流し記

娘5歳、息子3歳。日々の子育ての色々を記録しています。

子どもに死をどう伝えるか

昨日実家に夕方行ったら、まるで来るのを待っていたかのように愛鳥のコザクラインコが亡くなったのよね。

 

来た時はモゾモゾ床でなんかやってたんだけど次見たらぱたりと動かなくなってて( ; ; )

 

東日本大地震の前の年に飼ったからもう12歳よ。

コザクラインコの平均寿命が9-12.3くらいなので天寿を全うしたと思っている。

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↑まだ2歳くらいのとき❤︎

 

 

大人がインコのカゴの前でざわついてたからさ、

子どもたちもわらわらとインコのところに来て

 

「あるちゃんどうしたのー?」(娘)

 

「アルちゃん寝てる!」(息子)

とそれぞれそんな感じの反応。

 

死という概念ないもんなー。

どう伝えるか悩むよね。

 

 

「あるちゃんは死んじゃったからもうずっと動かないよ」

と、とりあえずありのままをストレートに。

 

お星様になっちゃったとか天国にいっちゃったとかずっと眠ったままとかは一見子ども向けの説明としてはよさそうに感じるけどフワッとした表現は余計に混乱させるのです。

 

目の前に起こっている事実をありのままストレートに伝える。

 

それが子どもには大事。

 

【亡くなってる】っていうのも子どもにとっては曖昧な表現(物がなくなるとかとの混同)になってしまうので死んじゃったがいいと思っている。

 

 

ちなみに発達段階的に死が理解できるのは6.7歳くらいからと言われているからまだまだ理解はできないお年なのです。

 

乳幼児期は死の認識はなし。

2-3歳は死と眠りの区別が曖昧。眠っているだけだと思っている。

3-5歳もまだ眠っているだけと誤解を生じたり生と死の区別は曖昧。一時的な物でまた戻ってくると考えている。

6歳くらいから死についての興味が出てくる。死に関する質問が止まらない。同時に死への恐怖心もこの頃から。

マジカルシンキングもこの頃から出てくるから注意。

→「私が〇〇したから死んじゃったんだ」「あの時〇〇って思ったからいなくなっちゃったんだ」みたいな決してイコールではないけど結びつけてしまう大人には理解できない思考のこと。

 

10歳くらいから死についてより具体的に考えて誰にも起こる普遍性を理解するようになるかな!的外れな予想外な質問はしなくなってくる。

 

さてさて、

その後の娘の反応はというとですね、

怒涛のなんでなんでな質問攻めでした。精神年齢結構いってるのかな…笑

 

娘「なんで?なんで動かないの?!」

私「心臓が止まるともうずっと動かないの、死んじゃったってことだよ」

娘「なんで心臓が止まると死んじゃうの?」

私「心臓が動いてるから息をしたり食べたり飲んだりジャンプしたりなんでもできるの、だから止まると何もできなくなっちゃうんだよ」

 

 

以降ひたすら疑問をぶつけてくる娘。

数十個は聞かれたかな。

 

でもこれってね、こっちの説明の仕方が悪いから聞き返してるわけではないのです。

何回も繰り返し聞くことによって事実の確認作業を少しずつしている感じ。

 

だからもし同じような状況になって子どもに何回も同じようなことを聞かれても怒らないで欲しいなぁ。

 

 

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鳥が亡くなってさて、この後どうしよう…ってなるのよね。実家はマンションだから埋めるところなくて。

うちの庭に埋めてもいいんだけど猫とかカラスに掘り起こされる可能性もあるからどうしようかなぁーなんて思っていて。

 

しかも実家で1番面倒見てくれたオカンが突然すぎて全然受け入れられてないかんじ。

でもこのまま置いておくのも腐敗とかの問題があるしかといって冷蔵庫とか冷凍庫に入れるのもかわいそうだからね。

 

熟考のうえ今回は火葬することにしたのよ。

 

でも小鳥の火葬ってしてくれるのかな?ってかこの時点で17:30とかだったからさ、対応してくれるところあるかなーなんて探してたら思いの外車ですぐ行けるところに24時間のペット火葬と霊園やってるところがあって。

電話したらこれからどうぞーって言ってくれたので私が連れて行ってきましたー。

 

家にあったちょうどいいサイズの缶にキッチンペーパー敷いてね、そこに寝かせて周りにはたまたま家にあったかすみ草をたくさん入れて。いつも食べていた餌も入れてお家でみんなでお別れしてから連れて行ったよ。

 

着いたらちゃんとお別れの会みたいな感じで好きなだけ最後の時間過ごしてくださいねー的な雰囲気でお線香もあげられるしお鈴もあるのよ。

「12歳はすごいですね、幸せでしたね」って声かけてもらえて泣いたわ( ; ; )

火葬も20分くらいなのよね…小鳥さんなので。

その間コーヒー出してくれて。

ちょっと興味があったから犬猫以外にどんな動物が火葬しにくるかきいてみたらさ、

ニワトリ、亀、金魚、ウーパールーパー、爬虫類などなどすごい面々だった。

 

骨壷も用意してくれるし骨壷カバーも5種類から選ばせて貰えたよー

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お骨になった後もちゃんと紙に乗せてくれて骨壷にお箸で摘んで入れさせてくれてね、最後はその紙もきちんと折りたたんで一緒にしまってくれて。

また最後にお線香もあげさせてくれて丁寧に弔うことができたなー。

 

ペットだけど尊厳を持って一家族として扱ってくれてすごく嬉しかった。

しかもこんなにやってくれて7700円なの( ゚д゚)

 

お世話になりました。

 

お骨はしばらくうちのオカンが納得するまで実家に置いておきます。

 

あるちゃん、12年間おつかれさまでした。

楽しい思い出しかないよー!

たくさんの無償の愛をありがとうございました。