子育て脳みそ垂れ流し記

娘5歳、息子3歳。日々の子育ての色々を記録しています。

1人目出産レポ2

※過去のことです

 

レポの続きです

弛緩出血について書いています。

結構生々しいので苦手な人は読まないでね♡

 

 

 

 

 

 

 

出産時に裂けてしまった会陰をチクチク縫い終わってカンガルーケアをしつつ汚れた下半身を綺麗にしてもらったりしてる間に…

ドボってなんか出てきた感覚がありました。

 


すごく生温かくて残ってた羊水かなんか出てきたのかな?くらいにしか思ってなかった。

床まで汚してしまったみたい…

助産師さん達が「カウントしておく?」みたいな会話をしてた。

 


ちなみに無事に縫い終わった時点でそのまま院長は帰ったらしい。笑

 


産後2時間はLDRで経過観察なので産まれた娘をカンガルーケアしながら助産師さんたちが悪露、出血の確認をしてくれる。

 

 

 

 


確認の度にめちゃくちゃ出血してるらしくてなにやら騒ついてくる。

 


たしかに少し動くだけで蛇口をひねったようにコポコポコポって出て来る感覚がある

 


友達の助産師さん含めて小声で「え、やばいよね?止まらなくない?」と聞こえる。笑

 


代用血漿剤のボルベンに子宮収縮剤のアトニンを混注したものを全開投与される。

 


院長は帰ったらしくて当直の先生が診察してくれた。

 


ガーゼを相当な数詰めまくられるけど出血止まらず。

 


麻酔切れてきたので無痛用の麻酔を入れてもらえた。

無麻酔だと絶叫レベルの処置みたいでここでも無痛でよかったーと心から思った

 


どうやら会陰だけではなくて産道の中の方も裂けてしまっていてそこからも出血しているらしい。。

ひたすら縫われる。

私のおまたどうなっちゃうのよ、、、

 


一体何十針と縫われたのか分からないくらい縫われた。 

 


でも出血まだ止まらない。

 


子宮底が触れにくいみたいでした_:(´ཀ`」 ∠):

 

 

本来産まれたらすぐにもとの大きさに戻ろうと収縮をする子宮。

収縮することによって胎盤が剥がれたところの傷が締まって出血が止まるんだけど子宮の収縮が弱いから出血が止まらずに出血が続いているみたいでした。

 


弛緩出血っていうやつです。 

 


通常は出産の時の出血量って多くても500mlほどなんだけどこの時すでに2Lを超える量が出ちゃってたようでした

ちなみに2000ml以上の弛緩出血が起こる確率を調べたところ、なんと0.14%

まさか自分がって思いました。

 


血圧も産む前は高血圧気味だったのに80-90台くらいに低下、逆に脈拍数は130ー140台に上昇してどんどんショックバイタルになって来るのが分かった。

 


でも目の前がチカチカしたり意識レベル下がるとかはなくて普通に会話もできるし指示も入るし体感的にはそこまで自覚症状はなかったのです。

 


当直の医師に生命力半端ねえって褒められるほど。笑

 


結局子宮の中からも圧迫止血しなくちゃダメだってなってバクリバルーンっていう子宮の中で膨らんで圧迫止血してなおかつ外に排出してくれるものを入れて…さらにヨードホルムガーゼを何m分も詰められて…安静&子宮復古を促す&inout管理のために尿カテ留置されて…血圧は自動で2分おきに測定のフルモニター装着という一気に重病人みたいな装備になってしまった( ;∀;)

 

 


相変わらず点滴全開投与で何本も入れられてるのに尿もほとんど出てなかったから相当やばかったと思う。

 

 


当直の医師と他のスタッフで大学病院への転院搬送を相談したらしいけど私が意外と冷静でバイタルは不安定だけど意識ははっきりしてるからと不搬送になったそうでした。

 

自分の職場に運ばれるのやだなぁって心の中で思ってたのでちょっと安心した。笑

 

 

 

18:30に産んだけどその後のバタバタにより結局処置が終わったのが22時くらいでした。

 

 

 

この頃には元々13くらいあったヘモグロビンの数値が6に減ってしまいました。半分以下(TT)

明日も下がってたら輸血すると言われました。

 


そんなことよりも朝から絶食だった私はお腹すいてクラクラ。笑

 


貧血で元気でないんじゃなくておなか空いて元気出ないわーと内心思ってた。

 

念願のごはんにありついたのは22時過ぎでした。さすがにお箸持てなくてフォークで食べた。あんなにおなか空いてたのに体が思った以上に動かなくて一口食べては休憩して…と大して食べられなかったっていう悲しい思い出。

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夜食のおにぎりまで乗っかってた!
 

 


残した分は旦那が全部食べました♡

一旦旦那は帰宅。

 

 

 

 


結局夜間も継続してモニタリングが必要ということでLDRでお泊りでした。

血圧が2分おきに測定されるし1時間ごとに出血量の確認で起こされるしで一睡も出来ませんできず

 

 

 

翌朝また採血。

ヘモグロビン4-5で変わらず。大量の輸液負荷により血が薄まっている…アルブミン1.2とか笑える数値。笑

ってか全身くまなく浮腫んでて酷い。アルブミン補充して欲しかった/(^o^)\

 

爪も今まで見たこともないくらい真っ白。

なんてったって産む前Hb14とかあったからね。

 


血小板も下がってるし輸血しましょうってことで諸々同意書書いて旦那にも電話して同意取得して赤血球6単位と血漿4単位を輸血することに。

 


自分の職場の前にある日赤の血液センターの建物からピーポーピーポー鳴らしながらクリニックまで血液が届くのです。 

発注して30分くらいで届くのすごい。

 

本当に献血してくれた人ありがとうございます。

 


輸血してもらいつつ昨晩入れたバクリバルーンやらガーゼを抜去。

一応止血できていそうとのこと。

 

でもやっぱり寝返りとかちょっとベッドアップするだけでめっちゃ出血する感覚がある。。

 


輸血されながらごろごろしてたら急に目の前がちかちかしてきてなんかおかしい…

 


自動測定されてる血圧がさっきまで90台あったのに測るたびに70台、60台って下がっていく。拡張期なんて10くらい。

 


手足が氷みたいに冷たくなってきて体感的に「あ、これやばいやつや」って思ったけど全く動けず。。出血性ショックですね。

 


レッドアラーム鳴りまくりで病棟中のスタッフが大集合してくれました。涙

 


輸血全開投与&点滴追加挿入されて輸液負荷。

 


意識一瞬飛んで記憶曖昧だけど割とすぐに戻りました。びっくりしたー(TT)

 


夜中も出続けた出血はこの時点でトータル3.8Lほどになっていたそうで…笑

人間の血液量ってせいぜい5Lくらいなので半分以上出ちゃったんです。

 


再度またガーゼ詰められてしまいました

もうこれが激痛。

産むよりも何よりも痛かった。

 


踏んだり蹴ったりです。

 

 

 

朝ごはんも寝たまま。

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美味しかったのに全然食べられなかった。涙 

 


産んだ娘のことなんか考える余裕なくてずっとナースステーションで預かってもらってました。

 


自分の部屋に戻ったのは産んだ翌日の15時くらい。

長かったー。お部屋もナースステーション前の観察室に移動されてしまったんだけどね。

 


部屋に戻ったけど相変わらずのモニタリング。

一瞬娘をお部屋に連れてきてくれたので両家のじじばばを呼んで面会してもらいました。

 


あまりの私の顔色と重症感に一目だけみて早々に帰って行きました。笑

 

 

 

もう少し続きます。

笑えるくらい踏んだり蹴ったりな産後でしたので… 笑